wasuremono60のブログ

突然ブログをはじめました

弟に電話が繋がらない

 母の年金の関係書類を作成するために、弟の携帯に3日連続メールと電話をしているが、繋がらない。
 電話やメールなど、年に1度あるかないかなの頻度なので、当初は面倒くさいのかなと思ったりもしたが、ちょっと心配になってきた。
 たった一人の弟とは8歳違いで、普段はろくに連絡も取り合わない。
 私は妻の実家の隣に住み、弟は義妹の母と同居している。
 それぞれ妻の実家との距離が近くなり、自分達の実家との距離が遠くなったことで、自然と兄弟も縁遠くなった。
 私の一人娘と、弟の子どもたち(兄妹)も、別に連絡は取っていない。


 父が亡くなり、貯金と不動産が遺産となった。
 貯金は弟が管理し、不動産は私が管理している。
 ちなみに不動産の登記は、母の名義に書き換えた。
 母の年金の口座も弟が管理している。


 94歳の母は、要介護2で、会話はできるし、近所を補助器具を使って散歩もできる。
 父と母は、息子たちの世話にはならず、二人で生活していた。
 父が亡くなり、母と兄弟で話し合って、実家から徒歩で10分ほどのところにある老人介護施設に入居した。
 母はコロナ禍の前までは、仏壇に手を合わせに実家に散歩に行く(?)のが、日課だった。


 老人介護施設に入居するのあたって、弟が手続きした。
 母の年金だけでは月々の費用が不足するので、父の貯金から切り崩している。
 弟は今までも、数度の母の手術の時には必ず立ち会った。
 私は1度立ち会ったことがあるだけである。


 母は94歳とはいえ、炊事以外の日常生活は自分でできる。
 私は週に一度電話をかけることと、2~3か月に一度会いに行くことを孝行と称している。
 不義理な息子であるが、これが精神的に限界である。


 正直母が苦手である。
 電話は、ほとんど生返事である。
 会いに行っても、そそくさと(今の)家に帰る。
 父が亡くなってから、ずっとこんな感じである。


 ところが、これまで母親思いと私が勝手に思っていた弟が、ほとんど母に会わなくなった。
 連絡も一切取らない。
 私は元来弟と連絡を取り合う仲ではなかったので、どうということはないが、母親は当然気を揉む。
 一度だけ「たまには会いに行ってくれ」と言ったが、結局行かなかった。


 さて、弟の携帯ではなく、自宅に電話をかけなくてはならない。
 かつては兄弟仲はとても良かったが、縁遠くなってからは他人行儀だなので、気が重い。
 日延したが、明日には電話しよう。