wasuremono60のブログ

突然ブログをはじめました

オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ

 NHKのドラマとは到底思えない、奇想天外なすごいお話を、オダギリ・ジョーが作りました。少女の殺人事件は未解決のままなのに、「まあそれはいいや」と、ストーリーは気にさせないシュールな展開でした。このシュールな展開に、ハマるかハマらないかで、ドラマの評価は決まります。ちなみに私は、どハマリしました。オダジョー、ありがとう!


 小ネタ満載で、一つ一つが心地よく笑えました。麻生久美子の前髪、永瀬正敏の折り紙?、瑛太の半グレ、柄本明の押忍言葉、などなど数え上げればキリがありません。中でも柄本明の「押忍」は、抱腹絶倒でした。


 ラストのダンス展開が、サイコー! ミュージカルか! ラップとスリラー風のダンスが、この不思議な世界観とマッチして、ワクワクしました。これぞ、大団円!


 オダジョーが犬という設定そのものが、リアル世界観とは相容れません。ありえないですよね。しかし演劇の世界では、動物を擬人化(人が演じる)するという手法は、実は一般的ですよね。演劇って、そもそもリアルは追求せず、観客の想像力に委ねる表現なのに対して、映像表現(映画・TV)は、基本的にリアルを目指すから、テレビドラマではあまり見かけない。突然踊りだすのも、もちろんリアルじゃないですよね。そういう意味でも、オリバーは演劇的なドラマでした。


 時効警察とか、ツイン・ピークスとか、オマージュ作品を挙げるのも面白そうですが、「オダジョーの」で、いいんじゃないでしょうか。映画化の噂もありますが、続編は絶対見たい。スーパーボランテイアとか、気になる人多数でした。
 ※Goshって、グーグル翻訳だと「おやおや」って出てきました。