wasuremono60のブログ

突然ブログをはじめました

青天を衝け「篤太夫、帰国する」

 今日のメインは平九郎でした。


 優しくてちょっと奥手な農民像だったのが、武士として凄惨な最期を遂げる。
 ちょっと最期のシーンはやりすぎな気もしましたが、実際に平九郎に関する名所旧跡が残っていて、それなりに歴史上の人物なのを知りました。


 ただ、川路 聖謨のピストル自殺のシーンは、必要だったかなあ。江戸開城が決定したことを知らず、病躯が戦の足手まといになることを恐れて自決したという話もあるので、本当はそういう場面にしたかったのかなあ。江戸開城シーンをカットしたんだから、なくて良かった。メインは平九郎だから。


 慶喜が天璋院に責められても、彰義隊士たちに声をかけられても、一切声を発しない姿勢も、慶喜の孤独が伝わってきた。彼は帝への尊崇の念を通すために、言い訳を拒絶しているように見える。実際にはどうだったんだろう。慶喜は、謎多き人のイメージが強いから。


 今回の「へえ!」は、彰義隊のトップが、尾高惇忠だったこと。こういう人間関係が、大河で勉強できるから面白い。


 いよいよ渋沢による近代化が始まる。明治の近代化をもっと大河ドラマにして欲しいと思っていたので、楽しみだ。
 こんな世の中だから、渋沢に日本の近代化を願望しちゃうのかなあ。