wasuremono60のブログ

突然ブログをはじめました

オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ

 NHKのドラマとは到底思えない、奇想天外なすごいお話を、オダギリ・ジョーが作りました。少女の殺人事件は未解決のままなのに、「まあそれはいいや」と、ストーリーは気にさせないシュールな展開でした。このシュールな展開に、ハマるかハマらないかで、ドラマの評価は決まります。ちなみに私は、どハマリしました。オダジョー、ありがとう!


 小ネタ満載で、一つ一つが心地よく笑えました。麻生久美子の前髪、永瀬正敏の折り紙?、瑛太の半グレ、柄本明の押忍言葉、などなど数え上げればキリがありません。中でも柄本明の「押忍」は、抱腹絶倒でした。


 ラストのダンス展開が、サイコー! ミュージカルか! ラップとスリラー風のダンスが、この不思議な世界観とマッチして、ワクワクしました。これぞ、大団円!


 オダジョーが犬という設定そのものが、リアル世界観とは相容れません。ありえないですよね。しかし演劇の世界では、動物を擬人化(人が演じる)するという手法は、実は一般的ですよね。演劇って、そもそもリアルは追求せず、観客の想像力に委ねる表現なのに対して、映像表現(映画・TV)は、基本的にリアルを目指すから、テレビドラマではあまり見かけない。突然踊りだすのも、もちろんリアルじゃないですよね。そういう意味でも、オリバーは演劇的なドラマでした。


 時効警察とか、ツイン・ピークスとか、オマージュ作品を挙げるのも面白そうですが、「オダジョーの」で、いいんじゃないでしょうか。映画化の噂もありますが、続編は絶対見たい。スーパーボランテイアとか、気になる人多数でした。
 ※Goshって、グーグル翻訳だと「おやおや」って出てきました。


弟と上手くいっていません。

 別居しているが、93歳の母がいます。一人で生活できますが、父が亡くなって、一人暮らしは心配なので、「損保の家」という老人ホームに入居してもらっています。たまたま家の近くにあったので、入居する時は、「家にも帰れるよ」と言って説得しました。

 たまに散歩で家に帰って、仏壇に手を合わています。歩行器が必要ですが、歩行器があれば歩いて10分くらいなので、健康には良いみたいです。住宅地なので、車の心配はほとんどありません。

 私は弟と二人兄弟です。家が遠い私に代わって、弟は、母の「損保の家」入居手続きをしてくれました。そういう弟は頼りになります。ところが、家の水道やらガスやらを、弟が止めてしまいました。せめて知らせてくれればいいのに、弟は良かれと思って止めるのですが、トイレも使えなくなりました。


 実は年金の関係で、母のマイナンバーカードを作ることにしました。それは弟にも知らせました。もう老体の母には、申請は無理なので、私が代行して、ネット申請しました。住民票は「損保の家」ではなく、現在も自宅のもままです。ひと月後、市役所から交付通知書が届くタイミングで家のポストを見たところ、ありません。



 おかしいと思い、市役所に電話したところ、役所に返送されていました。理由を尋ねると、郵便局が判断したというのです。事情がわからないので、「母を連れて行けば、交付通知書はもらえるか?」と尋ねると、「住民票の住所で、本人が受け取らないと渡せない」という答え。そういうシステムなんだから仕方ない。


 そこで今度は郵便局に電話。本局の担当者は、「個人情報なのでなぜ返送したかは話せない。本人が窓口まで来てくれれば、事情を話す」とのこと。これもルールだから仕方ない。


 母を連れて本局へ。私一人なら、バスと徒歩で、行ける距離だが、母には無理。そこで自家用車で行くことに。駐車場の台数が少なく、待つこと約1時間。近くに有料駐車場も無く、待つしか選択肢もありませんでした。それでもどうにか窓口に行って、事情を聞くと、弟の住所に転送届けが……。

 確かに必要な書類は、転送して受け取るべきでした。むしろ、遅すぎるくらいでした。弟は父の貯金を、私は不動産を管理しています。自宅のお金に関することを、今まで私が支払っていたので、弟が気を利かせて、父の貯金から支払うつもりで転送してくれたのでしょう。


 2ヶ月に1度しか、自宅の様子を見に行けません。仕事もあるので、平日の休みはそうは取れません。それゆえに、「交付通知書」を受け取り、母を市役所に連れて行き、交付してもらえるタイミングとしては、今回がベストでした。残念ながら、先延ばしです。弟と相談ですが、メールしても最近返事がなかなか来ません。今回の教訓は、弟とのコミュニケーションが上手くいってないって、露わになったので、改善すべき……ということでしょうか。

ゲーム・オブ・スローン 見終える

  Amazon・プライムで「ゲーム・オブ・スローン」全73話をすべて見終えました。ちなみに「ハウス・オブ・ガード野望の階段」も全73話。「SUITS/スーツ」は全134話。「ウォーキング・デッド」はまだすべて見終えてませんが、いまのところ115話。NHKの大河ドラマは50話いかないくらいで、朝ドラが150話。ちなみに見たことはないんですが、「科捜研の女」は250話でまだ続いてます。もうひとつ見たことはないんですが、「相棒」は361話でまだまだ終わりません。1話完結のドラマを見ないのは、趣味の問題です。


 で、話を戻します。「ゲーム・オブ・スローン」は、ファンタジードラマの超大作です。設定は、この世に存在しない時代と国のお話です。竜も出てくるし、ゾンビや魔女も出てきます。ただし、このドラマが面白いと感じる人は、ファンタジーではなく、人間ドラマとして評価します。このドラマの評価は、ファンタジーと見るか、人間ドラマと見るかで分かれるのです。


 たとえばネットで、こんな感想。「人生やりたい放題。すべて思い通り。イケメン+金持ち+権力あり+武術最強クラス。生まれも大陸トップの名家。」それが「そんな、すべて揃った男が〇〇を失い、人生が急降下に転落。それをきっかけに、今までの『何もかも手に入る』『やりたい放題』の人生を見つめ直し、『本当に大切なもの』『絶対に失いたくないもの』を考えるようになり、第2の人生を歩むことになる。」「このような人間ドラマが中心」・・・見終えた人なら、この登場人物も推定できる。人気が出そうな設定です。


 しかし、前段の設定段階で、未来の設定を何も予見させることなく、「第2の人生」と言われても説得力を感じないのです。「第2の人生」で見せる人柄があるなら、「第1の人生」のようにはならないだろう。つまり「第1の人生」と「第2の人生」が、どう考えても結びつかない。登場人物全体が、そういう印象を受ける。登場人物の気まぐれで、物語が進行しているように見えてしまうんですよね。


 言ってみれば、ドラクエやFFなどのRPGの実写版にしか、見えない(ただ大人のファンタジーなので、リアルなエッチ描写も、たくさんあります)。本当にゲームをやっているように、ドラマも進行します。ゲームも、自分が今どこにいるとか、スタート直後ってわからないですよね。そんな感じなんです。つまり視聴者には、少ない情報だけで物語が進みます。「ここ、どこ?」「えっ?それ誰」は、当たり前です。途中からネットを参照しながら見たので、詳細に背景がわかりました。ネット情報は、さしずめ「攻略本」です。僕は、攻略本見ながらゲームするタイプなので、ネット情報は、必需品でした。


 それで面白かったのかって聞かれると、答えが難しい。常に「この先どうなるんだろう?」というドキドキ・ハラハラはありましたが、登場人物に感情移入したり、感動したりすることは、ほぼありませんでした。振り返ってみると、RPGゲームも、終わったときの達成感はすごくあったけど、そこまで感動したかなって考えると微妙です。「ゲーム・オブ・スローン」も、最終話を見終えた時、「終わった~!」っていう達成感は、感じました。それで充分じゃないか、という気もします。